* 本講座の目的 [#n3ffa7de]

厖大な数の原子からなる物体や、多数の細胞からなる生体、多くの人間の集団としての社会、あるいは多数・多種類の生物の集まりである生態系などは、多数の要素で構成されており、各要素・各個体がさまざまな状態を取り得て、要素間でエネルギーや物質のやりとりや、個体間で情報交換が行われているような、相互作用する多体のシステムである。そのようなシステムは「複雑系」と総称される。複雑系は、しばしば個体の法則性から単純には予測できない協同現象・協調運動を発現する。液体から固体への相転移や、滑らかに流れていた交通流が渋滞へと遷移する現象が、そういった協同現象の例である。

このような現象を理解するためには、従来の分析型の研究方法だけでは不十分であり、統合型の思考方法が必要とされる。また、現代では、個体要素の基礎法則として、古典力学だけでなく、量子力学を取り入れることも必要になってきている。

本講座では、物理学で培われてきた統計力学の概念・方法と、最新の情報科学の視点・手法を基軸とし、要素還元と全体像統合の双方の思考ツールを開発・駆使し、複雑系現象を統一的に理解する原理を究明する。そうして得られた方法論や知見を、広く自然・社会における問題の解明・解決に活かすための研究・教育を行う。

&color(gray){組織の正確な位置付け:名古屋大学 大学院 情報科学研究科 複雑系科学専攻 多自由度システム情報論講座};

**Topics [#qc16c982]
- &color(red){New!}; 5月28日(水)13:00-14:30 第3回多自由度コロキウム [[タンパク質構造エネルギー地形のネットワーク模型:http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/index.php?%C2%BF%BC%AB%CD%B3%C5%D9%A5%B3%A5%ED%A5%AD%A5%A6%A5%E0%2F%A3%B2%A3%B0%A3%B1%A3%B4%C7%AF%C5%D9#yf735814]](松下 勝義 氏)
- &color(red){New!}; 6月30日(月)15:00 第4回多自由度コロキウム [[異常統計と変形指数型分布族の幾何学:http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/index.php?cmd=read&page=%C2%BF%BC%AB%CD%B3%C5%D9%A5%B3%A5%ED%A5%AD%A5%A6%A5%E0%2F%A3%B2%A3%B0%A3%B1%A3%B4%C7%AF%C5%D9#s396c20e]](松添 博 氏)
- &color(red){New!}; 6月26日(木)16:00-18:00 第4回多自由度コロキウム [[孤立量子系におけるエントロピー増大則:http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/index.php?cmd=read&page=%C2%BF%BC%AB%CD%B3%C5%D9%A5%B3%A5%ED%A5%AD%A5%A6%A5%E0%2F%A3%B2%A3%B0%A3%B1%A3%B4%C7%AF%C5%D9#content_1_8]](作道 直幸 氏)

- &color(red){New!}; 6月30日(月)15:00 第5回多自由度コロキウム [[異常統計と変形指数型分布族の幾何学:http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/index.php?cmd=read&page=%C2%BF%BC%AB%CD%B3%C5%D9%A5%B3%A5%ED%A5%AD%A5%A6%A5%E0%2F%A3%B2%A3%B0%A3%B1%A3%B4%C7%AF%C5%D9#content_1_12]](松添 博 氏)


//- &color(red){New!}; 5月19日(月)16:00 第2回多自由度コロキウム [[時空と熱と時々量子(フォトン)― 開放系中の量子ビットに対するマスター方程式:http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/index.php?cmd=read&page=%C2%BF%BC%AB%CD%B3%C5%D9%A5%B3%A5%ED%A5%AD%A5%A6%A5%E0%2F%A3%B2%A3%B0%A3%B1%A3%B4%C7%AF%C5%D9#content_1_2]](久木田 真吾 氏)
//- &color(red){New!}; 新歓コンパ 2014年4月28日(月)
//- 年度初め講座ミーティング 2014年4月17日(木)15:30〜 at 802号室



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名古屋大学 情報科学研究科 複雑系科学専攻 多自由度システム情報論講座